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椅子で整体はできるの?座るだけで歪みを整える新しい方法

sanpu

「椅子で整体?」意外に思われる方へ

整体と聞くと、多くの方は「ベッドに横になって施術を受ける」イメージを持つはずです。
しかし近年、私たち日本人の生活習慣は大きく変わり、長時間の座位(座っている時間) が健康に直結するリスクとして注目されています。

  • 厚生労働省の調査によると、日本人成人の平均座位時間は 約7時間/日
  • 特にデスクワーク世代では 8時間以上座り続ける人が男性38%、女性33%にのぼります。

この「座りすぎ」こそが、肩こり・腰痛・代謝低下などの原因となることが、数多くの研究で示されています。

なぜ「座り姿勢」で体が歪むのか

座っている時間が長いと、背骨や骨盤まわりの筋肉が一方向に偏って緊張し続けます。
特にデスクワークでは、

  • 骨盤が後傾して背中が丸くなる
  • 太もも裏や股関節まわりの筋肉が硬くなる
  • 肩・首まわりに余計な負担がかかる

その結果、体の歪み → 筋肉の不調 → 慢性的な肩こり・腰痛 へとつながります。

椅子で整体するという発想

従来の整体は「その場で不調を和らげる」ことが中心でした。
しかし、根本的に歪みを防ぐには 日常の姿勢そのものを整えること が欠かせません。

そこで生まれたのが「椅子で整体」という新しい考え方です。
座りながら体を“動的に”支えることで、これまで伸ばされなかった深部の筋肉をやさしく解きほぐし、歪みを予防しながら整える ことを可能にします。

椅子整体のメリット

  1. 毎日自然にできる
     → わざわざ通わなくても、座っている時間そのものが整体タイムに。
  2. 深部の筋肉にアプローチ
     → 普段伸ばせない股関節や体幹の筋肉を「未踏の筋肉」まで心地よく伸ばす。
  3. セルフケアで予防ができる
     → 不調が出てからではなく、普段から歪みにくい体を保つ。

ムーブメントチェアという答え

私自身、整体師として施術を行いながら、座位姿勢が不調の大きな要因であることを感じてきました。
そこで開発したのが、特許を取得した「ムーブメントチェア」です。

  • 座るだけで身体が自然にゆらぎ、深層筋が伸びる
  • 自分で姿勢をリセットできるセルフ整体
  • プロトタイプから改良を重ね、現在少しずつ利用者が増えています

整体は「座る習慣」から変えられる

「椅子で整体」というと驚かれるかもしれません。
ですが、長時間座ることが避けられない現代だからこそ、座る習慣そのものをケアの時間に変える ことが必要です。

あなたの毎日の座り時間を、体を歪ませる時間から「整体の時間」に変えてみませんか?

About Me
三浦雅博
三浦雅博
整体師/椅子整体
三浦雅博/1998年より2年間、整体療術を学び整形外科にて勤務。その後2年間の中国留学(天津医科大学・天津中医学院)にて、天津医科大学総医院で臨床経験を積み帰国。2002年10月に「天津堂整体院」を開業(神奈川県伊勢原市)。2025年には、より地域の皆さまに親しみをもっていただけるよう「てんしん堂整体院」に改名。 院内での施術のほか、2005年2月には希望者を対象とした中国天津医科大学との学術交流(短期留学)を実施。2005年より11年間、高齢者向けの介護予防教室(秦野市)の講師として計116回(参加人数のべ約1400人)に携わる。2021年には椅子の特許を取得し、「椅子整体・ムーブメントチェア」を考案、設計、試作、コンテンツ作成を進め、現在は認知活動に取り組んでいる。
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