ムーブメントチェアの構造と取り扱い

sanpu
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ムーブメントチェアについて

ムーブメントチェア

左右両側の固定ネジを外すことにより折りたたむことができます。

機能は動画でも解説します。

>>解説動画

※動画は42分間、26項目の内容となっています。パスワードで保護されていますので、ご覧の際は、トライアル申し込みで発行されるパスワードを入力してください。

身体に作用する構造

見た目は従来の椅子とはかなり違いますが、デザインを重視した従来の椅子とは違い、部材一つ一つには身体に作用する構造となっていますので解説以下にします。

【支持部】

バックバーと接合金具で回動可能に支持されています。

【ヘッド部・ヘッドバー】

支持部の上部にはヘッド部・ヘッドバーがあり、支持部と接合しています。

ヘッド部は頭部を支持し、ヘッドバーは高い位置で把持しながらアストレクスを実施します。

【アジャスター】

支持部に接合金具で上下移動可能に支持されています。

腰背部を支持しながらB領域に反らせて椎骨を調整します。

※B領域:アジャスターを支点に背中を後屈させる領域

円柱部とカバークッションがバンドで支持されており、円柱部とカバークッションは着脱可能。

カバークッションの枚数を調整することによりアジャスターの厚みを調整可能。

円柱部にはカバークッションの他に、クッション性の高い素材をバンドで巻きつけて、腰背部の接触圧力を調整することができます。接触の感触が硬い場合は、低反発素材やスポンジのような部材を接触部として設置して好みのアジャスターを見つけてください。

【バックバー・回動部】

アストレスクを実施する際にバックバーを把持することで、身体を支え、安定して安全に実施することができます。また、肩甲帯を伸展、アジャスターの接触圧力を腕の力で調節することができます。

バックバーの中央部は、支持部を後方に回動させる接合部です。

【固定ネジ】

固定ネジは、前脚と後脚を繋ぐ支持棒の、後脚側に設置するノブネジです。左右のネジを外すことにより、支持棒の後方を上に折りたたむことができます。

【ネジの緩み・メンテナンスのお願い】

これまで解説した通り、現状では、コストを抑えるために既成の部品を合わせてくみ上げたプロトタイプを、製品の販売としてではなく、レンタルにて先行して使用して頂く段階です。また、支持部に設置したアジャスターが上下に移動する際には、支持部とアジャスターの設置金具が擦れて傷がつきます。

椅子は部材自体は調達して交換することにより変形や破損を修理することができますので、メンテナンスすることで、いつまでも使用できます。ただし、バックバーは、比較的強い力が入りやすい場所となっており、力を入れて捻じるような圧力に対しては歪みやすくなっています。接合するネジも緩みやすく、設置位置から下方にズレることがあるため、使用前には必ず点検して、六角レンチにて適切に調整を行ってください。

【料金設定について】

突然の余談ですが、ムーブメントチェアは、当初全てを外注で製造を依頼しようと考えていました。

インターネットで椅子の製造に関わる金属加工業者様に作図をして見積もりをして頂いたところ、一脚500,000円とのこと。

【特許取得品とはいえど・・・】

ムーブメントチェアは特許(特許第6970994号)を取得しているため、他では製造販売することはできません。

とはいえ、原価が500,000円では、その他の運営等で利益を作るためには更に高額な料金設定としなければなりません。

パイプに穴を空ける、曲げるなどの金属加工を経て仕入れる部品も、予想を超える金額となってしまうことを学びました。

できる限り多くの方に利用して頂きたいと考えていますが、今思い描くこの先の様々な展開を実現するには、製作費を抑え、利益を作る必要がありました。

そこで、ムーブメントチェアとしての機能を果たす構成を市販の部材を組み合わせて予算をできる限り抑えて完成させたのが現在の形となっています。

【今後の事業展開を図るために】

当初の原価よりにコストを抑え、今後の事業展開を図るための価格設定を間合えたした結果、独自で製作したプロトタイプを先行してレンタルとして使用していただくことにしました。

今後、大量生産できるようになれば、専門業者による生産が可能となりますが、単品では前述した高額な金額となります。ご希望であれば、専門業者への特注を発注することもできますのでご相談ください。

当面、ご利用される方が少数であれば、お一人お一人とのコミュニケーションを密にとることができますし、ムーブメントチェアによるセルフケアを普及させるために、開発者である僕が一つ一つ制作しいく方針です。

開発者の手作りですが、機能面だけではなく、運搬性、収納性を考慮した折りたたみ式という点もこだわり、セルフケアとして機能とカスタマイズ性を備えた折りたたみ式のムーブメントチェアが完成しました。

また、専門業者による大量生産が可能となった際は、現在設定している体重制限も緩和するなど、強度を高め、更に使いやすい「製品」として進化させることができます。既に先行して手作りのムーブメントチェアを使用されている方限定で、今後リリースする新製品の買い替えによる料金設定を優遇させていただくことも検討しております。是非普及活動にご協力ください!

三浦雅博
三浦雅博
整体師/椅子整体
Profile
 1998年より2年間、整体療術を学び整形外科にて勤務。その後2年間の中国留学(天津医科大学・天津中医学院)天津医科大学総医院で臨床経験を積み帰国。2002年10月に、整体院(天津堂整体院)を開業(神奈川県伊勢原市)。また、院内での施術のほか、希望者を対象とした中国天津医科大学との学術交流を推進(中国短期留学)、2005年より11年間、高齢者向けの介護予防教室(秦野市)の講師として計116回(参加人数延べ約1400人)に携わる。2021年NEWQOLの商標登録、椅子の特許取得し、椅子による猫背矯正(椅子整体・ムーブメントチェア)を考案、設計、試作、コンテンツ作成を進め、認知活動に着手。
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