2.課題が解決されない理由
「座位姿勢」は不可欠な習慣
座位姿勢は、一日のうちどれくらいの時間を占めますか?
・食事、勉強、仕事、休息、運転、テレビ鑑賞、ゲーム等
・不調により活動量が減少。
・コロナウイルス感染症による外出制限は、長時間座位姿勢で過ごす要因にもなりました。
様々な要因により座位姿勢で過ごす時間が増大します。生活において、朝起きてから、夜寝るまで立ち続けることはできません。どんなに強靭な身体であっても、長時間立ち続ければ、疲労の蓄積により、不調が引き起こされることになるでしょう。座位姿勢は日常生活においては欠かせない習慣なのです。
3つの課題
課題が解決されない理由は3つあると考えています。
1 長時間座位姿勢を維持することにより、本来あるべき身体のバランスが保てなくなります。
2 従来のエクササイズでは運動強度が合わず実施できなかったり、複雑な内容では、習慣化することは難しくなります。
3 座り心地のよい従来の椅子や健康器具の使用においても、使い始めは良さそうに思えても、使い続けていくうちに、効果が得られなくなります。
これだけの課題がありながら、健康を維持することは簡単なことではありません。とはいえ、このまま不調を抱えたまま何もせずに急速に悪化していく状態を放置するわけにはいきません。多くの方がその不調と向き合い、有意義な時間を取り戻したいと願っているのではないでしょうか。
これは、あなた自身が有意義な時間を取り戻すことも大切ですが、「健康」という課題は、個々の問題ではない、深刻な未来が容易に想像できる状況となっています。つまり、私たちは、このままこれらの課題を放置することができない深刻な状況に直面しています。
健康寿命延長のために
平均寿命から健康寿命を差し引いた年数、寿命を全うするまでの介護を必要とする期間は平均10年間といわれています。これは誰もが介護する側、介護される側として、避けては通れない大きな課題です。
ご自身の健康は、決してあなただけの問題ではありません。一日でも長く健康寿命を延長させ、介護期間を短縮させなければならない・・・ということです。現在、ご自身の健康維持のために積極的に取り組まれている方は、単に趣味で身体をボディケアやエクササイズを実施しているわけではなく、このことを意識されておられる方も多くいらっしゃいます。
平均寿命-健康寿命=介護期間およそ10年間をできる限り短縮するために、一日でも長く健康であるために。
そして、あなたに関わる大切なご家族の負担軽減のために必要なことは、
健康維持(三大要素)
1.食事(栄養のバランス)
2.休養(睡眠)
3.運動(ボディケア)
健康維持するための三大要素として、食事、休養、運動が挙げられますが、この深刻さを受け止め、自身の健康を維持する取り組みは、ご自身だけではなく、あなたに関わる大切なご家族の将来の負担を軽減することになると考えています。
前述の通り、座位姿勢は生活には欠かすことのできない習慣であり、それにより多くの不調が引き起こされるのです。NEWQOLのご提案は、長時間の座位姿勢に対するセルフケアに特化したボディケアを実施し、自分で整体することで、身体への負担を軽減し、健康維持にアプローチすることで、健康寿命の延長を目指します。
健康寿命を延長させるためには、その重要性にできるだけ早く気付き、実施するべき対策の積み重ねが必要ですが、もしその対策があなたに適合していなければ、不調の悪循環から抜け出すことができません。
次に、長時間の座位姿勢により引き起こされたあなたの不調に対して、従来のセルフケアや従来の椅子や健康器具がなぜ適合しなかったのかをご説明します。
従来のセルフケア
1.健康体操:身体を動かして健康維持
2.ストレッチ:筋肉、関節を伸ばして柔軟性維持
3.筋トレ:筋力を鍛え、パフォーマンス向上
これらは、あなたが抱える課題にアプローチしていますか?
実施される方の「カテゴリー(層)」の違いが考慮されないセルフケアでは、以下の問題が発生します。
実施者のカテゴリー(層)の違い
・健康状態の違い
・基礎体力の違い
・不調プロセスの違い
実施された中には不調が回復できる方がおられる一方で、前述の通り、現在ネットで溢れるセルフケアの指導では実施者の不調の程度や健康状態などの前提が示されないものも多く見受けられます。
もし、実施される方の目的が、現在の健康状態に不安が無く、パフォーマンス向上であれば、どのようなエクササイズを実施してもリスクは抑えられ、効果を得ることができるかもしれません。
しかし、すでに肩こり、腰痛等の不調があり、健康状態に不安を抱えている方においては、そもそも実施できないケースや、実施できたとしても、ストレッチや筋トレをする際に、負荷が強すぎたり、鍛える筋肉を間違えると、不調を悪化させてしまう恐れがあります。そのエクササイズで回復と悪化の違いが起こるのは、実施の前提が異なるためです。そのため、効果があると評価が高いように表現される情報であったとしても、回復する理由が示されず誰にでも、簡単に効果がある、といったエクササイズには充分に注意が必要です。
理想は自分で整体。難しいテクニックは不要であること。
新しい「椅子」の構造により、
誰もが簡単で心地よくセルフケアを実施できる仕組みを作りました。
2021年11月
椅子に関する特許取得(第6970994号)
椅子とセルフケアを組み合わせました
椅子→整体椅子←セルフケア
↓
不調予防
↓
老化予防
ムーブメントチェアを必要とする方
NEWQOLのムーブメントチェア(整体椅子)によるセルフ整体(アストレクス)は、長時間の座位姿勢が不調でお悩みの方、従来のエクササイズでは運動強度が強く、実施できない方を対象に、トライアルを設け、適合される方のみが参加できるように組み立てたセルフケアです。
それでは、従来のセルフケア、エクササイズの課題に引き続き、施術歴25年の整体師がなぜ、従来の椅子の構造を変える必要があると考えたのか・・・従来の椅子の課題と新しい提案について次に説明します。
従来の椅子
座り心地
リクライニング:寛ぎ
クッション性:圧力分散
フィット性:圧力分散
接触補正
ランバーサポート:腰背部の補正
姿勢矯正座部:姿勢調整
接触補正では、それまで不調となっていた不正な前傾姿勢から、身体を起こす状態を一時的に保持することはできます。しかし、長時間の座位姿勢により不正な前傾姿勢、いわゆる猫背となった身体全体の筋肉を一つ一つ確認すると、腰背部のみへのアプローチと、姿勢を接触補正のみで起こすだけでは補正しきれません。前述に示したように、首、腕、肩、背骨、股関節、膝関節の各部位は個別に歪んでいるのではなく、連動しており、更に悪循環により歪みが強化されているため、一部位を個別に補正しようとしても、補正作用が発揮できないのです。
身体が椅子に求めること
悪循環により強化された不正な姿勢と、全身に連動する歪みを補正するためには、接触のみによる接触補正では補正できません。
①接触による補正(接触補正)
②動作による補正(動作補正)
前述にも上げた接触による補正、接触補正に加え、動作による補正、動作補正が必要です。
かみ合わない不調の原因と対策
不調の原因
つまり、これまで説明した通り、不調の原因は長時間の座位姿勢が根底にあり、周知されている従来のセルフケアや、従来の椅子の構造では、長時間の座位姿勢による不調への対策に課題が多く、アプローチできていない方が潜在的に多くいらっしゃる、ということです。また、今後も高齢化が加速することにより、これに該当される方が増加すると考えられます。
不調の悪循環から抜け出すために
どこを? →全身へのアプローチ
どのように?→座りながら簡単に補正(接触・動作)・・習慣化
どの程度? →調整が容易で適切な強さで実施
これらの悪循環から抜け出すためには、背中だけ、腰だけ、ではなく、全身へのアプローチが必要となります。
どのようにアプローチをすれば効果的なのでしょうか。
これまで上げてきた身体の不調の原因は長時間の座位姿勢を長期に渡り繰り返されて引き起こされる課題です。そのため、座位姿勢において、屈曲状態が保持される肩甲帯、腰背部、股関節を常に伸展できる状態をつくることで、不調を予防することができます。
そして適切な頻度、強さで実施するためには、実施者自らが容易に調整でき、習慣が定着する仕組みを提供する必要があります。
これらの条件を踏まえて、自分の身体を自分で管理できるセルフケアとして、ムーブメントチェアによるセルフ整体「アストレクス」をご説明します。