セルフケア記録について
このページでは、ムーブメントチェアを活用したセルフケアの記録に便利なチェックシートをご案内します。日々のセルフケアで行った動きを記録することで、ご自身の身体がどのような反応を示すのか、どの動きが心地よさや変化に繋がっているのかを客観的に把握することができます。
ダウンロード方法
ユーザーがスプレッドシートをダウンロードする方法は、利用しているプラットフォーム(Excel Online、Google スプレッドシートなど)によって異なります。以下に一般的な方法を説明します。
>セルフケア記録シートのテンプレートへのリンク(Googleスプレッドシート)
・リンク先のスプレッドシートの書式をダウンロードして活用してください。
Google スプレッドシートの場合
1.スプレッドシートを開く: 共有されたリンクからスプレッドシートを開きます。
2.「ファイル」メニューをクリック: 画面左上の「ファイル」をクリックします。
3.「ダウンロード」を選択: ドロップダウンメニューから「ダウンロード」を選択します。
4.ファイル形式を選択: ダウンロードしたいファイル形式(例: Microsoft Excel(.xlsx)、カンマ区切り値(.csv))を選択します。通常は互換性の高い「Microsoft Excel(.xlsx)」をおすすめします。
5.ダウンロードを開始: 選択したファイル形式でダウンロードが開始されます。ダウンロードされたファイルは、通常パソコンの「ダウンロード」フォルダに保存されます。
Microsoft Excel Online (OneDrive) の場合
1.スプレッドシートを開く: 共有されたリンクからスプレッドシートを開きます。
2.「ファイル」メニューをクリック: 画面左上の「ファイル」をクリックします。
3.「名前を付けて保存」を選択: ドロップダウンメニューから「名前を付けて保存」を選択します。
4.「コピーのダウンロード」をクリック: 表示されたオプションから「コピーのダウンロード」をクリックします。
5.ダウンロードを開始: ダウンロードするかどうか確認メッセージが表示されるので、「ダウンロード」をクリックします。ダウンロードされたファイルは、通常パソコンの「ダウンロード」フォルダに保存されます。
セルフケア記録シートの活用方法
セルフケア記録シートは、ムーブメントチェアのセルフケアの効果を確認するとともに、継続を促すためのツールとして活用してください。
セルフケア記録のシートを開くと紫の項目のシートとなっています。この表に記録した日付、評価を入力していきます。
基本動作①~㉕を図で解説したページを合わせて活用することで、より意識的なセルフケアの実践にお役立てください。ご自身の身体の声に耳を傾けながら、ムーブメントチェアとの対話を楽しんでいきましょう。

評価方法
感覚評価、可動性評価共に、1~5の数値を入力して評価を行います(0は未実施)。入力の頻度は、できる範囲で構いませんが、重要なのは、最初の評価です。セルフケアを開始する前のご自身の評価がどの状況なのかを把握することは、その後の変化を知るために必要ですので、最初のスタート時点のご自身の状態を把握するために、25項目の動作の評価をしてください。
また、25項目のうち、できないとご判断いただいた動きは空白としてください。

MC座位(通常座位)
前日にムーブメントチェア(MC)に座った時間を0~3で記載します。この評価では、本来であれば従来の椅子に座る時間をムーブメントチェアに座ることによる効果を確認します。
0:座らなかった
1:30未満
2:30以上
3:3時間以上

感覚評価
基本動作①~㉕を実施した際にどのような感覚であったかを記録します。表中の項目名は省略していますので、わからない場合は番号と基本動作の内容を照らし合わせてどの動きに該当するのかを確認して記録してください。
感覚評価は大まかに、痛み、心地良さ(快)、無痛を基準にしています。
このように段階を設けている理由は、前回との比較をするためです。例えば、痛みがあった場合、前回との比較をして、程度がどうであるかを評価できるようにしています。
少しでも緩和しているのであれば、1から2へ改善した様子を数値化して表現します。動かしても心地良さが無い場合は5となります。
また、痛みが軽減し、ある時痛みが消失できた場合、更にそこに心地よさが無い場合は、評価は「3」となります。

痛み
痛みの強度により評価してください。痛くてできない場合は、「1」とし、明らかに実施できない場合は、次回からの実施は見送り、空白としてください。
動きによる痛みは、様々な筋群の影響で起こる場合がありますので、可能な動きを繰り返すことで、できなかった動きが少しずつできるようになるケースもあります。
ご自身の可能な範囲で無理のないようにセルフケアを実施して頂くことが原則ですが、万一誤って痛みが増強してしまった場合は、直ちに医療機関へ受診してください。
ただし、すでに医療機関に受診されているにも関わらず、回復が見込めない場合は、併設する施術専門部をおすすめします。施術によるケアはムーブメントチェアによるセルフケアのベースとなります。セルフケアでは補正しきれない歪みを調整することが可能です。
心地良さ(快)~無痛(無)
心地良さは、これまで伸ばされなかった筋群が伸ばされることにより心地よさです。この心地よさは、歪み続けた身体が本来の状態に戻る際に起こる感覚です。この心地よい動きが繰り返されると徐々に軽減していきます。これは身体の歪みが補正され、ニュートラルになった状態です。この心地よさは日々繰り返すことにより、最初の感動的な心地よさは減っていきます。そのため、ここでの評価の最高値は「無」となっています。つまり、無痛な状態で身体が自由に動かせる状態となることが目標となります。
体調評価
ムーブメントチェアによるセルフケアにより、日常生活での変化を記録する項目です。この記録シートは、感覚評価と可動性評価の二つのシートで構成されており、シートの切り替えを「⇩」に示しています。
可動性評価のシートを開くと、水色の項目のシートとなっています。この表に記録した日付、評価を入力していきます。
感覚評価と同様、基本動作を図で解説したページをご確認ください。

感覚評価はおおまかに「良好」~「悪」の程度を数値化して評価します。このように段階を設けている理由も感覚評価同様、前回との比較をするためです。例えば、可動性が悪かった場合、前回との比較をして、程度がどうであるかを評価できるようにしています。

良
感覚評価はご自身の主観が全てです。ご自身が充分に動かすことが出来ている、と思えば+3とし、日常生活の影響で可動性に変化があれば、前回との比較をして数値化してください。
悪
動かすことはできるけど万全ではない、日常生活の影響で可動域が狭くなっている、と感じられている場合は、-1、-2の評価となりますが、日常生活に支障をきたしている場合は-3とし、痛みも強い場合は、まずは医療機関で受診してください。
ただし、すでに医療機関に受診されているにも関わらず、回復が見込めない場合は、併設する施術専門部をおすすめします。施術によるケアはムーブメントチェアによるセルフケアのベースとなります。セルフケアでは補正しきれない歪みを調整することが可能です。
基本動作各項目の説明
チェックシートに記録する項目の説明をします。
日付
セルフケアを行った日付を入力してください。
普段使いの確認
基本姿勢(通常座位・アジャスター増設)
ムーブメントチェアをデスクワーク等で使用した時間を0~3で以下の通り数値化してください。
0:無
1:1時間以内
2:1時間以上
3:2時間以上
セルフケア(基本動作25項目)の確認
基本動作解説ページに沿った内容です。
①把:下
①把持部(下段)に対応しています。把持部下段に把持により関連する関節筋群への補正動作について記録します。
②把:下+浅後
②把持部(下段)+浅く後屈に対応しています。把持部下段に把持して浅く後屈により関連する関節筋群への補正動作について記録します。
③把:下+深後
③把持部(下段)+深く後屈に対応しています。③により関連する関節筋群への補正動作について記録します。
④把:中
④把持部(中段)に対応しています。把持部中段への把持により関連する関節筋群への補正動作について記録します。
⑤把:上
⑤把持部(上段)に対応しています。把持部上段への把持により関連する関節筋群への補正動作について記録します。
⑥首補正
⑥首補正に対応しています。アジャスターを頸部に移動し、首の弯曲への補正動作について記録します。
⑦首補正:右
⑦首補正(右)に対応しています。⑥の状態から、首前面の筋群への補正動作について記録します。
⑧首補正:左
⑧首補正(左)に対応しています。⑥の状態から、首前面の筋群への補正動作について記録します。
⑨首:前後
⑨首補正(前後)に対応しています。⑥の状態から、顎を引きながら頸椎上部への補正ついて記録します。
⑩首+把:上
⑩首+把持部(上段)に対応しています。⑥の状態から、把持部上段への把持により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
⑪把:下+股伸:弱
⑪把持部(下段)+股関節伸展(弱)に対応しています。⑪により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
⑫把:下+股伸:弱+後
⑫把持部(下段)+股関節伸展(弱)+後屈に対応しています。⑫により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
⑬把:下+股伸:中+後
⑬把持部(下段)+股関節伸展(中)+後屈に対応しています。⑬により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
⑭把:下+股伸:強
⑭把持部(下段)+股関節伸展(強)に対応しています。⑭により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
⑮把:下+股伸:強+後
⑮把持部(下段)+股関節伸展(強)+後屈に対応しています。⑮により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
⑯把:中+股伸
⑯把持部(中段)+股関節伸展に対応しています。⑯により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
⑰把:上+股伸
⑰把持部(上段)+股関節伸展に対応しています。⑰により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
⑱支:高
⑱支持部把持(高位)に対応しています。⑱により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
⑲支:中
⑲支持部把持(中位)に対応しています。⑲により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
⑳把:中2
⑳把持部(中段)2に対応しています。⑳により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
㉑支:中+捻
㉑支持部(中位)捻じりに対応しています。㉑により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
㉒把:下+捻
㉒把持部(下段)捻じりに対応しています。㉒により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
㉓把:下+股屈内転内旋捻
㉓把持部(下段)+股関節屈曲内転内旋(捻じり)に対応しています。㉓により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
㉔把:中+捻
㉔把持部(中段)捻じりに対応しています。㉔により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
㉕前屈+股屈+膝伸
㉔前屈+股関節屈曲+膝関節伸展に対応しています。㉕により関連する関節、筋群への補正動作について記録します。
その他(アレンジ)
上記以外の独自の動きやアレンジを加えた場合に、その内容を具体的に記述します。
メモ
その日の体調、動作・補正を行った際の感覚、気づいたことなどを自由に記述できます。
記載のポイント
図解ページとの連携
このシートは、基本動作を図解で解説したページと合わせて使用することを推奨します。図解ページで動き方を確認しながら、実際に行った動きにチェックを入れてください。
複数選択
複数の動きを行った場合は、該当する項目全てにチェックを入れてください。
アレンジ
基本動作をアレンジして行った場合は、「その他(アレンジ)」に具体的な内容を記録してください。
メモの活用
体調や感覚をメモに残すことで、動きと身体の変化の関連性を把握するのに役立ちます。
継続的な記録
継続的に記録することで、ご自身のセルフケアの傾向や効果を把握することができます。
グラフ化
ExcelやGoogle スプレッドシートのグラフ機能を使うと、記録した数値の変化を視覚的に確認できます。
・折れ線グラフ: 日頃実施ししている動作の項目の変化を期間ごとに追跡するのに適しています。
・棒グラフ: セルフケアで行う動作のバランスが偏らないように日々の比較するのに役立ちます。 ご自身の見やすいようにグラフをカスタマイズして、セルフケアの効果を実感し、モチベーション維持にお役立てください。 さあ、この記録シートを活用して、ムーブメントチェアによるセルフケアで、より心地よい毎日を手に入れましょう!
これらのグラフ化に関する参考情報の外部リンクを添付します。やりやすい方法で試してください。