中国天津(2000.9~2002.7)
天津の位置
飛行機で成田空港から北京空港まで約3時間、フェリー(燕京号)で神戸港から天津港まで2日の距離(2012年に廃止)。首都北京の南東約140km、華北平原の北東部に位置する天津は、 北京、上海、重慶とともに中国の四大直轄市です。 人口900万人。歴史的建造物と現代的な建物が交錯するなかで、 伝統の技や庶民の味が息づき、熱気を帯びて発展しつづけています。
語学研修
東洋医学発祥の地で勉強するために中国天津に渡りました。
語学研修をした天津大学。
語学研修でも充実した時間を送る事ができました。
留学中の活動
日本語会話教室で日本語を教えたり、韓国人のサッカーチームに入ることで、多くの友人を作りました。語学研修の傍らで天津中医学院の王玉興教授に中医学基礎理論を教わりました。
天津医科大学
天津医科大学は1951年6月16日に創立されました。中華人民共和国成立後、最初に設立された医科大学です。 天津医科大学は、1960年代から中西医融合、中医(漢方医学)、鍼灸、推拿などの研修生を受け入れ始めました。
天津医科大学総医院
天津医科大学総合病院(総医院)は、日本の総合病院には見られない中医科があり、西洋医学とともに第一線で治療が行われている現場を目の当たりにし、深く感動しました。
研修
天津医科大学総合病院では、推拿理論・実技・東洋医学基礎理論を学び、多くの臨床経験を積むことができました。
研修に関わってくださった先生は皆30年以上のキャリアを持つベテランで、東洋医学的な知識と推拿の実技を学びました。
診断を行う際にはレントゲンを用いて、正確に状況を把握し、理学療法科と連携をとり、物理療法なども用いて治療を行います。西洋医学と東洋医学との融合を目の当りにしました。
早朝に太極拳を習いました。天津では、朝6時頃には至るところで太極拳をする光景を見ることができます。
太極拳は体内の気を調整すると言われています。また、ゆっくりとした運動は無理なく効果的に体を鍛えることができます。
理学療法科との学術交流
日本の整体療術を紹介する場を設けて頂きました。体重圧で効果的に治療が行える手技療法に興味を持って頂き、実技紹介には多くの方が見学に来られました。